Ourstory
Who is Brigid Hardy? (ブリジット・ハーディーって?)

ニュージーランドで最も暖かく、豊かな自然に囲まれたホークスベイで生まれたBrigid Hardy(ブリジット・ハーディー)は、B_E_Eの生みの親。彼女は周りとは違った感覚の持ち主で、幼いころから、人と違うことをしたいという願望を強くもっていました。
ブリジットはドイツとアメリカへの留学経験があり、語学に堪能。大学では、法学と英文学を専攻し、優秀な成績で卒業した彼女は、ニュージーランドへ戻って当時の法務大臣の秘書を務め、その後はアメリカの名門コンサルティング会社で経験を積んでいきます。この頃から、彼女は社会に直接働きかけるような仕事に魅力を感じ始めるようになっていました。
ニュージーランドでも有名なStephan Tindall(スティーブ・ティンダール)という一人の企業家に出会ったのもこの頃。これがのちに、ブリジットとB_E_Eを引き合わせるきっかけとなるのです。
環境に配慮したB_E_E製品のアイディアを提案するためにブリジットの会社にやってきた彼は、環境保護に特別な関心があるわけではないブリジットをメンバーに加えようと言います。特別な関心がないからこそ、ブリジットが携わる意味があると。
ブリジットはあまり真剣には受け取っていませんでしたが、彼の熱意と、商品が秘めている可能性に魅力を感じ、B_E_Eに直接携わるため彼女の故郷でもあるニュージーランドに帰りました。

World Changing Proposition(夢は、世界を変えること)

ニュージーランドのホームケアブランド、B_E_E社設立当初のミッションは、ニュージーランド人の環境保護に対する考え方を変えることでした。そして、消費行動において倫理的に振る舞うことは意義があるとB_E_Eを手にとるお客さんに信じさせることでした。「どうしたらB_E_Eを、ホームケアブランドとして世界に普及させることができるのだろう?」
難題は、B_E_Eをただの環境に優しい洗剤にしないこと。それには、まずお母さんたちから受け継がれた習慣を変えなくてはなりません。買い物客がスーパーマーケットのいつもの通路を、ショッピングカートを押して行く時、その興味をこちらに向けさせなくてはなりません。ラベルはウィットに富んでいて、ボトルは手軽にリサイクルできるものでなくてはなりません。それだけでなく、製品は生分解性であって、汚れ落ちがよく、よい香りがして、あなたの手をいたわるものでなくてはなりません。
さらに、「環境に優しい清掃用品は、確かにいいものだけれども、格好よくない」という人々の思い込みを破らないといけません。本来は、魅力的で奇抜で感覚的で楽しいものなのです。環境に優しいことが、これからオーソドックスとなるのです。

彼女は言います。「『洗剤が世界を変えられるなんて、馬鹿げている!』と言われるかもしれません。しかし、こんな小さなニュージーランドの中で、私たちは清掃用品に年間3億ドルを費やします。ただの清掃用品にです!これだけ莫大な需要がある洗剤に、世界を動かす力が秘められているのは明白でしょう? 」
ホームケアブランドとして世界に普及させるためにブリジットが考え抜いたアイデアは、「語りかけるラベル」でした。

Labelled (ラベル)

BEEのラベルはすべて環境保護に関係したものです。今の時代に訴えかける、おもしろいものばかりです。ブリジットが初めて環境製品について調査した時、多くの人々が「自分は環境保護とは無縁だ」と思っていることに気が付きました。そこで彼女は、人々に語りかける製品を作ろうと決めました。
製品のラベルはプラカードです。だからB_E_Eは、それを環境保護運動を支えるために使えるのです。人々が、日々の生活の中でBEEの洗剤を使う時、BEEが人々と環境保護との接点となるのです。ラベルの内容は環境メッセージがメインで、製品説明は二の次、というようなもの目指しました。 ブリジットはラベル作りを楽しんでいるのです。
お客さんがB_E_Eに気づかなくても、無意識的に「語りかけてくるボトル」には気づくでしょう。「私はあなたの表面が好き」と表面クリーナーがつぶやきます。「私はそれをすべて真っ白にできます」と漂白剤が約束します。

Working B_E_E (B_E_Eのあるべき姿)

B_E_Eの製品はすべて独自にテストされています。例えば、ディッシュウォッシュリキッドはニュージーランド市場で一番よく売れている商品の約2倍、強力です。ほぼ2倍の量の皿をきれいにします。しかし、ただ製品を世に出すだけではなく、その製品と世界との関係を考えなければなりません。製品が、世界に対して、またそれを使う人に対して、ある一つの考え方を持っている、というようにしたいです。 BEEは、魂のこもった戦略、倫理と目的を伴った夢、そして「永遠に生み出される美(BAEUTY ENGINEERED FOR EVER=B_E_E)」なのです。 「私が望んでいるのは、BEEがたとえ環境に優しくなくても、人々に魅力的に映ることです」と彼女は言います。B_E_Eのエッセンシャルオイルの香りや素敵なパッケージ、環境に絶対優しいという保証、生意気なラベル、それらすべてが絶対不可欠です。そして汚れを落とすパワーは最強です。
「‘同情票’も、不正な票も欲しくはないですよね。それに皆さんに、なんだか強制されている感じを与えたくはないですよね。‘そうするのが楽しいからそうする’、というのでなくちゃいけません。いいにおいがするから、格好いいから、好きだから、…といった理由で、皆さんに買ってほしいのです。」
それが、ブリジット・ハーディーが目指す、B_E_Eのあるべき姿なのです。

“Dumbo feather, pass it on”“PRODESIGN” april/may2005より